情報地質
情報地質
- リモートセンシング
- 鉱物同定プログラム
- 地形解析
- シミュレーション解析(降下火砕物、火砕流、地すべりなど)
- GISを用いた空間解析
リモートセンシング
リモートセンシングとは離れたところから直接対象物に触れずに対象物の種類、形、大きさ、性質を電磁波を使って調べる技術であり、人工衛星に搭載された光学センサ、レーダセンサのデータを解析することで地表のさまざまな情報を抽出することが可能です。当社が有する技術は、鉱床探査に必要な変質帯の抽出、また熱帯雨林などの被覆された地域の地質区分また植生量の抽出などを実施しております。
鉱物同定プログラム
鉱床探査に用いるいくつかの変質鉱物は、近赤外~短波長赤外域に特徴的な反射スペクトルの特徴を有します。当社はスペクトルメータを用いることにより、この特徴を抽出し、独自アルゴリズムにより短時間での鉱物の定性および半定量解析を実施しております。
地形解析
地質環境の長期的な安定性の評価においては、地形勾配や土被りが将来的にどの程度まで変化するかを予測することが重要となります。当社では、地形変化現象の物理モデルに基づき、海水準変動、地盤の隆起速度、河川・斜面の侵食・堆積速度を組み込んで地形の長期変化をシミュレートするソフトウェアを開発しております。本技術の一部(河川の土砂移動のモデル)は、国立研究開発法人 日本原子力研究開発機構と共同で、特許登録をしております。
(特許第5422833 号)地形変動シミュレーションリンク 地形変動シミュレーション
シミュレーション解析(降下火砕物、火砕流、地すべりなど)
ハザードマップは自然災害による被害範囲を地図化したものであり、災害の対策として基本となる情報であります。当社は火山噴火による火砕流および降下噴出物の影響範囲や地すべりの崩壊範囲、また地震に伴う鉱山の堆積場の崩壊などについて、物理モデルに基づく予測シミュレーションを実施し、その結果に基づいてハザードマップの作成を行っております。
崩壊シミュレーション リンク 崩壊シミュレーション